「生活保護」の衝撃。知らなかった・・・ そして思う事。

いやああ、驚いた驚いた。

 

何が驚いたってこんなに驚いたことは近年ない。

ここ1年ほどのお付き合いの若者の女性に聞いた話。

「最近妹が彼氏ができましてえ。一緒に住もうってことになって、いや結婚したいって言いだしたんですよお」

「へえ」

 

「それで言っといたんですけどね。やめときなさい。独身のままだったら二人合わせて、27万円くらいになるのに、結婚したら何万円か減るからもったいないでしょううう?!!」

 

「、、、、、、」。

 

私は一瞬何の話をしているのかわからなかった。

頭がまさにフリーズしてしまい、もともとフリーズしがちなのが全く話がわからない。

で、いつもはあまり興味のなさそうなことは延々としゃべる相手に適当にわからないなりに相槌をうってごまかすのだが、どうも数字が出てくるとごまかし続けるわけにもいかずやっと質問をしてみた。

 

「給料の話?パートかアルバイトですか」

 

「、、、、」。

 

今度は知人がぼーっとした顔になった。

 

「ああ、生活保護です。二人ともうつ病なのでえ」

 

「はあ!そうですか!」

 

一緒にいた知人と思わず顔を見合わせた。

(いいなああ。そんなにもらえるのか!!!)

 

 

むかあしむかし、確か20年ほど前、35歳くらいだった女性の友人が北区で生活保護暮らしをしていた。秋田の出身で東京に出てきていたが体を壊して親のいるところに戻った。

しかしさらに秋田で生活保護を受けながら一人暮らしをしていたらしい。

 

あまりに冬の寒さが厳しいので古い安アパートのお風呂が凍ってしまったりつらい生活ぶりだったらしく、また思い切って東京に出てきた。

その時確かひと月6万円を支給されていると聞いた気がする。

7万円だったか?

それにしても東京ではさらに狭い狭い4畳半でつつましく暮らしていた。

銭湯に通い、トイレは和式の共同便所だった。

そんな住居費しか出せないのは当然だ。

北区といえども秋田とは違うだろう。

 

この20年の間に6万円から約135,000円になったということだ。

物価が上がっているのだから当たり前でしょ、そのくらいないと生活できないでしょ?なの?

 

はああ。

 

これは溜息と驚きとそして羨望が少々。

 

 

また別の知人で都営住宅に住んでいる人がいるが、現在の年金は7万円と聞いているので常にぎりぎりの生活だ。

しかしよくお茶に誘ってくれたり食事に招待してくれたり。

70歳だが時々介護の仕事を請け負って働きに行っている。

 

働こうとしない者は食べてはならない。

働かないものは、ではない。

 

さまざまな事情で働きたくても働けない者は含まれない。

 

ということは今の日本、働けない事情の人たちが十分な文化的な生活を支えるだけの収入を条件付きで与えられるのは良いことだ。

 

と、つらつら鑑みるに、私に関しては。

「働け」

という声が聞こえてきた。

 

つらいなあ。あとベッドメイキング一つと清掃一つ。

 

ゲストハウス管理人のつぶやき。

 

 

 
グロリア斉藤

グロリア斉藤

職業:歌手。
経歴:福岡県生まれ。中学3年の秋から東京在住。マレーシア、タイ在住経験あり。
高校生の頃の希望職業:映画評論。
60代黄昏随筆家。

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