映画『レザボア・ドッグス』タランティーノ処女作にして、時代を掴む一作。パロディを傑作に。

上映時間:100分
初公開: 1992年9月2日 (フランス)
制作費: 120万アメリカ合衆国ドル
★★★☆☆(星3つ)
インディペンデント映画(自主制作/低予算)のランキングを付けると大体一位か五本の指に入る。
タランティーノ監督の処女作にして、その名を世界に知らしめた。

寄せ集めの宝石強盗

この王道の設定の時点で、絶対に面白くなきゃならない。
こういう設定・テーマだと全ては、脚本次第である。
いくら魅力的なスター俳優が出ても、脚本が月並みなら、スター俳優も月並みに見えてしまう。
スター俳優の魅力も脚本から生み出されていると言っても過言ではないだろう。

そこは流石にタランティーノ。
ビデオショップの店員上がりの監督なだけあって、生粋の映画オタクである。
散々観まくったであろう、アメリカ以外の外国語映画の方が観ているだろう。

脚本の奥行きと、幅の広さは、圧倒的な映画鑑賞経験が物を言っている。

タランティーノ自身も認めていることだが、着想や、アイディアは既存の映画から、上手に拝借している。

上げればキリがないが本作も香港映画チョウ・ユンファ主演「友は風の彼方に」、
深作欣二監督「仁義なき戦い」、アメリカ・犯罪スリラー映画「サブウェイ・パニック」から影響を受けていて、見事に脚本に生かしている。
日本発売のビデオのキャッチコピーに「仁義なき戦い」とつけたくらいである。

とにもかくも、この映画は見事な脚本によって、犯罪サスペンスとして見応え十分である。

ちなみに、冒頭で宝石強盗をする場面をイキナリ飛ばして、「強盗が失敗した」ところから物語を進めていくこの展開は見事だ。

個人的に俳優のハーヴェイ・カーテルが大好きなので、何度観ても楽しめる。

他にも今や有名な当時若手のティム・ロスや、スティーヴ・ブシェミ等俳優達が出ていて、「おおっこの人も出てたのか。若いなー」なんて思いながら観るのも一興である。

一人でも、カップルでも、週末に映画三昧の一本として是非観て頂きたい。
家族だとちょっと過激な暴力シーンが多いので、子供がいる家庭で観ることはオススメしない。教育の都合上暴力を肯定されている家庭には勿論オススメだ!

パクリがイケない?

よく映画ファン、オタクの人達は新作や、評判な映画を観賞し終えると、必ずと言って言い程、昔の映画で使われたシーン、手法のパロディを指摘する。
肯定的ならばまだ聞いていられるが、攻撃的、否定的に指摘を繰り返す人にはあきれてしまう。

はっきり私ころまんの意見を言おう。

映画のパロディから、中国製のコピーに至るまで、大賛成である。

不利益を被る人がいる場合に、すごく考えさせられるパクリ、コピーの問題だが、
そもそも不利益ってなんだ?金か?プライドか?自己の所有欲から来るものだろう。

まあ、ほぼ金なのだが。

確かに自分が時間を費やし、経験や、自分が生きた時間から得た知識、技術を使い何かを作ったのだから、誰かに、企業に、丸パクリされた時には、震え上がるほど悔しいものである。

そして、稼ぎ頭の商品を他の企業にパクられた時には、ブチ切れまくるにきまっている。

私自身も過去に何度も経験がある。

そして対策として、商標、特許を取ったことも何度もある。
ちなみに、利益を出せなかった物が大半である。

守るべき知的財産とは何だろう?と弁理士の先生が開いている大学の講習を受講したこともある。

色んな経緯もあり、結果。コピー容認という極論に辿り着いてしまった。

この話しはこれ以上掘り下げてもしょうがないので、いつかちゃんと書こう。

とにかく、こと映画において言えば、パロディ、コピーが制作者の人達の中では割と容認されている業界である。

だが、自分も含め、映画好き、評論家たちが映画評論、紹介をする時に、パロディ、コピーを否定的に語るのはすごくつまらないと思う。

気持ちは分かる、映画を語る上で書かせない要素だからである。
だから私も、このブログでは絶対に気をつけよう。

本当にただ好きだからああだこうだ言って、そして自身がした大体2時間くらいの楽しい映画体験を一人でも多くの人に共有したいんだ。

それを自身のテンションに左右されずずっとやっていきたい。
という、意味不明、無意味の宣言をココに残す。

いずれにせよ映画っていいんだよなあ。

 
ころまん阿部

ころまん阿部

職業:映画監督(作品なし)。小説家(当ブログ掲載)。脚本家(いっぱい)。。お酒の申し子。
経歴:中学校卒業後、電気工事士として働きだす。その後実兄二人の立ち上げた会社に参加、関連会社立ち上げで香港移住。父親他界の半年前に、父親の事業に叔父と共に参加。それら零細企業の経営を約10年。稼ぎは多いが飲み過ぎがたたり2016年末にアル中判定。全ての仕事から離れ今に至る。良く言えば楽隠居。迷いに迷う20代後半。
月、水、金(11:30更新)

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